中日低迷の“戦犯”がなぜ? 落合GM「現場復帰」情報の真偽

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 実際、球界関係者の間では「水面下でDeNAやオリックスが落合GMを来季監督候補にリストアップしている」という話が囁かれていた。どちらも優勝を期待されながら、Bクラスに低迷。そこで「勝てる監督」として落合GMに白羽の矢が立った――そんな話なのだが、マスコミ関係者は懐疑的だ。

「8年間で優勝4回、日本一1回の落合監督の実績は凄いが、カネもかかる。監督時代の年俸は最高で5億円までいったといわれ、コーチの給料まで自分で査定した。その結果、当時は首脳陣の年俸総額が10億円を軽く超えたともっぱらだ。あのDeNAやオリックスが監督落合にそれだけのことをするとは思えない。実際、オリックスは福良ヘッドの監督昇格で本決まり。そもそも中日退団うんぬんは、落合GMサイドが意図的に流すブラフだという見方も根強い」

 今回の中日の内紛騒動には、グループのドンである白井オーナーも苦虫を噛み潰しているとされる。監督時代から落合GMの最大にして唯一の後ろ盾といわれたが、来季のコーチ人事などで谷繁監督の希望を尊重し、聞き入れる動きを見せている。これに危機感を持ったGMサイドが、他球団移籍を利用してオーナーを揺さぶった、というのはあり得る話だ。

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