中日の内紛白熱 「谷繁監督vs落合GM」は法廷闘争に発展も

公開日: 更新日:

「(谷繁監督の)契約書を調べている。俺が知っているのと違うんだよ」

 先日のオーナー会議で中日の白井オーナー(87)が語った言葉が波紋を呼んでいる。中日OBが言う。

「白井オーナーが弁護士を入れて、2年目の谷繁監督(44)の契約書の内容を精査しているというのです。4年契約といわれる契約内容が2年ごとで改定できるのか、ということがポイントになっているのでしょうが、それも落合GMの入れ知恵ともっぱらだ。3年連続Bクラスの責任は誰かが取らざるを得ない中で、谷繁監督就任後、昨年は4位で今季は5位以下が決定的。落合GMが監督に責任を取らせて、今季限りでの監督交代を検討しているという話が漏れ伝わってくるくらいだからね」

 弁護士うんぬんとは穏やかではないが、落合GMの思い通りにコトが進む可能性は低い。すでに親会社、球団内で四面楚歌になっているというのだ。

 就任後の働きぶりを見れば、それもわかる。昨年ドラフトでは即戦力の大学、社会人の選手ばかりを指名したが、7位の遠藤を除いて今年は一軍で働けなかった。昨オフはFAでオリックスの金子、西武の炭谷の獲得に失敗。戦力外になった亀沢(元ソフトバンク)、ドミニカ共和国からナニータ、キューバからバルデスら助っ人を獲得してお茶を濁すのがやっとだった。他球団と比べて大したバックアップがないにもかかわらず、成績の責任だけ押しつけられたら谷繁監督としてもたまったもんじゃないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性