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松井大輔

1981年5月11日、京都府生まれ。43歳。2000年に鹿児島実業高からJ京都入り。フランスのルマンを皮切りに6カ国.13クラブを渡り歩いた。YSCC横浜ではフットサルチームにも所属してFリーグに出場。「二刀流」をこなした。04年アテネ五輪出場。10年南アフリカW杯ベスト16。24年4月から横浜FC、浦和の育成部門でコーチを務める。

アジアとW杯のサッカーは別物であることを忘れてはいけない

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 例えばスペインがポゼッションサッカーで成功すると、すぐに取り入れようとします。その試みは間違っていません。間違ってはいないけど、そろそろ日本サッカーの土台をつくっていく時期に来ていると思います。

 花が開くまで長い時間がかかるでしょう。でも「日本スタイル」を確立しない限り、ドイツみたいにW杯で安定した成績は残せないと思います。

 W杯に関して言っておきたいことがあります。

 アジアとW杯とではサッカーが「別物」です。

 このことを決して忘れてはいけません。

 アジアでは主導権を握る攻撃的なスタイルで勝てます。しかし、W杯はそうじゃない。アジアでの戦いを通して代表チームのベースをつくる際、そのベースをどうW杯仕様に発展させていくか。重要な課題だと思います。

 W杯からチームメートの伊野波(雅彦)も帰国し、ジュビロのために頑張っています。ブラジルでは試合に出られませんでしたが、代表チームのために雰囲気づくりなど献身的にやっていたと聞いてます。そういう姿勢はジュビロに戻っても変わらない。ただし、その思いが強過ぎるのか、今はちょっと風邪をひいちゃってますけど(笑い)。

 彼には、不完全燃焼感をJ2に思いっ切りブツけて欲しいと思います。

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