あれから10年…今井メロが明かす“五輪バッシング”の苦悩

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 傷ついた18歳は、その後1年間、自宅での引きこもりを余儀なくされた。人間不信に陥り、孤独感は日に日に増していく。「生きている意味がない」と苦悩したこともあった。

 その後、「新たな人生」を模索した彼女は、様々な職種へと足を踏み入れたものの、元五輪選手という“肩書”は一生離れない。何をやっても世間からの冷たい視線にさらされ続けた。

 そんな彼女に生きる勇気を与えたのが子供の存在だった。

「2度離婚して今は2人のシングルマザー。母として子供たちを育てないといけませんから。強くなりましたよ(笑)。それに、上の子(5歳)が最近言ってくれたんです。『お母さん、オリンピックに出たんやろ? すごいな』と。今は当時のように一人じゃない。だからこそ、何があっても前向きでいられるようになったと思います」

 彼女のフェイスブックには、複雑な事情を抱えた女性を中心に毎日200件近い連絡や相談が寄せられる。

「できる限り返事はしています。私の経験が少しでも役に立てるのであれば嬉しいですからね」

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