マリナーズ岩隈が5失点 「体調とボール問題ない」と言い訳
ベテラン右腕がKOされた。
マリナーズ・岩隈久志(34)が16日(日本時間17日)のジャイアンツ戦に登板。2回3分の2を7安打5失点、2四球。予定のイニング、球数をこなすことなく降板を命じられた。
岩隈は好打者が揃うジャイアンツを相手に見事な立ち上がりを見せた。スパン、パニック、ポージーと続くメジャーを代表する上位打線を3者凡退に仕留める。持ち前の制球力は冴えたが、二回1死一、二塁からトムリンソンを三ゴロに仕留めたが、三塁のサーディナスが悪送球。味方の拙守でピンチを広げると、連打で2点を失う。
三回も立ち直る兆しさえ見せない。1死一塁からクロフォード、パガンに連続二塁打を浴びて2点を追加されると、後続に右前打されたところで、ストットルマイヤー投手コーチが慌ててベンチから飛び出して交代を告げた。
試合後の岩隈は「体調とボールには問題なかった」と仕上がりは順調だとアピール。この日は味方の失策に足を引っ張られた上に、試合中に気温は30度まで上昇しただけに「気持ち的に乗っていけませんでした」と疲れ切った表情で話した。