独マインツ佐野海舟 総走行距離リーガトップの勲章引っさげ強豪ドルトムント移籍に現実味

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 独ブンデスリーガ1部マインツに所属する日本代表MFの佐野海舟(24)が、欧州移籍1年目で評価を高めた。

 17日のリーガ最終34節のレバークーゼン戦に先発。試合終了までピッチを精力的に走り回り、今シーズン3節目から「32試合先発フル出場」と大車輪の活躍を披露。中堅クラブのマインツを6位に押し上げる功労者となった。

 大きな勲章も手にした。

 シーズンを通して計3044分プレーし、総走行距離は393.6キロ(1試合平均11.57キロ)。390.4キロで2位のバイエルン所属のドイツ代表MFキミッヒを上回り、リーガトップの記録を叩き出したのである。

 元独1部ビーレフェルトでヘッドコーチを務めた鈴木良平氏が「新天地1年目で素晴らしいパフォーマンスを見せた」と前置きしてさらにこう続ける。

「佐野の場合、ただガムシャラに動き回って走行距離を稼いだ――というわけではありません。絶妙な位置取り、タイミングの良いアタック、ボールを刈り取る高い技術をベースに守備をきっちりとこなし、マイボールにするとボールを着実に前に運び、攻撃の起点として機能した。最終節の相手はリーガ2位の強豪レバークーゼン。苦戦が予想される中、佐野は序盤からアグレッシブにプレーし、前半15分にはVAR判定のオフサイドで取り消されたとはいえ、相手右サイドの奥まで攻め入って<幻の先制点をアシスト>するなど、攻撃面における貢献度の高さは最終節でも際立っていました」 

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