巨人の泥沼エース戸郷に阿部監督「新球習得指令」のお門違い…今さら《球種少ない》とか言われても

公開日: 更新日:

 巨人のエース・戸郷翔征(25)がまた勝てなかった。6度目の登板となった昨20日の阪神戦も、初回に森下に2ランを浴びるなど、立ち上がりの失点が響き、4回6安打3失点。これで泥沼の開幕4連敗となった。阿部慎之助監督(46)は「今日の打線見てもらえれば分かるけど、なかなか大量点取れる打線じゃないから。最初痛い失点になっちゃったよね。その中でミスもあったし、そういうことをしてるようじゃ勝てない」と振り返った。

 前回登板の13日の広島戦は5回4失点で降板。たまりかねた阿部監督が試合後、こう言ったものだから、戸郷も驚いたろう。

「真っすぐ、フォーク、スライダーしかないから、現代の野球だと、なかなか厳しいのかなと思う。よっぽど全部の精度が良くないと厳しいと本人と話をした」

 本人を呼んでツーシームやチェンジアップの握りを確認し、フォークは従来のものより握り幅を狭める「高速フォーク」を投げるようアドバイス。シーズン中にまさかの「球種増」を厳命されたわけだが、指揮官とのキャッチボールで感触を確かめた戸郷は「もちろん球種を増やすことはひとつですが、今できることは2ストライクに追い込んだ後の僕の中の感覚などを重点的に取り組んでいこうかな」と新球についてはひとまず封印し、今の球種を磨いた上で、自身の投球の組み立て方などを課題とすることを明かしていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到