エンゼルス菊池雄星 ドジャース戦15年ぶり「スイープ」導く好投も負傷降板で白星持ち越し
エンゼルス・菊池雄星(33)が日本時間19日、敵地ロサンゼルスでドジャースとのフリーウエーシリーズ(交流戦)に登板し、5回3分の2を3安打1失点、7奪三振。勝利投手の権利を持って降板したが、救援投手がリードを守り切れず、今季初勝利はならなかった。
菊池は立ち上がりから緩急をつけた投球でメジャー屈指の強力打線に立ちはだかった。花巻東高(岩手)の後輩である大谷翔平に対しては三回、甘く入ったチェンジアップを左前に運ばれたが、後続を仕留めてつけ入る隙を与えない。
しかし、4-0と4点リードで迎えた五回2死二塁。大谷と3度目の対決では、内角のチェンジアップを捉えられ、右前適時打を許した。その後はベッツ、スミスに連続四球で満塁のピンチを招くも、4番フリーマンを左飛に仕留めて最少失点で切り抜けた。
ド軍打線を相手に好投を続けてきたが六回、一ゴロのベースカバーに入った際、打者走者のエドマンと接触し、転倒。球団発表によると「右足首の炎症」で無念の降板となった。
今季初勝利をリリーフ陣に託したが七回、3番手右腕アンダーソンがスミスに同点の3ランを浴びて、菊池の白星はまたも持ち越しである。