自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合
石破政権の存亡がかかる参院選が迫る中、自民党にまた「政治とカネ」の問題が持ち上がった。公認をめぐってゴタつく大阪府選出の太田房江参院議員が買収工作をした疑いが浮上。太田氏は府連で爪はじきにされていることなどから「嫌がらせ」を強調し、火消しに躍起だが、石破首相の闇献金疑惑もくすぶったままだ。
特報した「週刊ポスト」(5月30日号)によると、太田氏は比例代表から大阪に移った2019年の参院選(定数4)をめぐり、府連に所属する複数の議員に対し、資金提供と引き換えに選挙支援を依頼。「200万円出すから」と持ちかけられた市議会議長経験者が拒むと、「じゃあ500万円」と吊り上げ。他の議員を介して20万円を押し付けたという。結果、太田氏は最下位当選で滑り込み。3選を狙う夏の選挙に向け、同様の行為を働いた疑いもあるという。
カネにまつわる太田氏の醜聞はこれが初めてではない。2期務めた府知事時代の事務所費不正処理疑惑や、地元業界団体からの講演謝礼受領。経産副大臣に在任中、大臣規範に抵触するマンションの購入もしていた。旧安倍派に所属し、計214万円の裏金をつくったことも判明している。