綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

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 すでに横綱と見紛うばかりの強さである。

 大関大の里(24)が昨20日も勝利し、初日から10連勝。この日は1敗の安青錦伯桜鵬が2敗に後退し、彼らに“2馬身”差をつけた大の里は、早ければ24日のオークス前日、14日目にも優勝が決まる可能性がある。

 192センチ、191キロの体で相撲センスもバツグン。それでいて、昨年9月場所で自身2度目の優勝を果たした後は9勝、10勝止まりで、優勝した先場所も序盤に星を落とし、12勝3敗だった。

 それが今場所は無類の強さを発揮している。

 親方の1人は「先場所までとは立ち合いが違う」と、こう続ける。

「これまでの大の里は前に出る圧力がありながら、それを生かし切れなかった。というのも、立ち合いでいきなり右差しを狙っていたからです。押すでも突くでもなく、いきなり右手をねじ込もうとするから、相手も左おっつけで対策してくるのは当然。差し手を封じられ、バタバタした相撲が多かった。それが今場所は立ち合いで、もろ手突きやかち上げなど工夫を見せている。腰もしっかり下りているので、土俵際で逆転を食らうこともない」

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