岩隈のケースが教える“メジャーの契約は選手価値の尺度”

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「3年55億円」が吹き飛んだ揚げ句、「傷物」のレッテルを貼られて「1年13億円」で出戻った。ドジャースとの契約がほぼ合意に達しながら身体検査で白紙になり、マリナーズと1年契約を結んだ岩隈久志(34)のことだ。

 契約は2年間のオプション付き。3年続けてローテを守ればドジャースとほぼ同等の条件になる出来高払いが付いたとはいえ、岩隈にとってダメージは大きい。

 メジャーの契約ではケタ違いのカネが動く。大金を投じる球団側が慎重になるのは当然で、受け取る側もそれなりのリスクを背負う。岩隈がいい例だ。

 義理や人情やコネが幅を利かす日本のプロ野球界とは対照的。メジャーで選手としての価値を測る指標は、カネや契約年数や起用法などの契約内容以外にない。

 一部メディアは岩隈がマリナーズのオファーを蹴飛ばし、ドジャース入りまで破談したことに関して「シアトル愛より金を選んだツケ」などと報じたが、メジャーでプレーする選手がカネを判断基準にするのは当たり前なのだ。

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