新社会人の8割以上が資産形成に関心…「貯蓄・投資意識」に見え隠れする不安
売り手市場の就職戦線を勝ち抜き新社会人となって2カ月、学生時代との違いに戸惑う新入社員も多いのではないか。そうしたなか、不動産サービスのGAテクノロジーズ(本社・東京、樋口龍代表)が社会人1、2年生に実施した「初任給と投資に関する新社会人の意識調査2025」の結果が興味深い(902人が回答)。Z世代(1997~2012年生まれ)の新入社員が持つ貯蓄、投資への関心の深さが鮮明に表れているのだ。
初任給は1年目社員が56.6%、2年目は47.8%とほぼ半数が20万円を超えている。注目するのが「資産形成」の回答。1年目で経験者は57.4%、2年目は50.1%だが、「資産形成に関心を持つ層」を加えると1年目の社員で80.1%に達し、新社会人の8割以上が社会に出る前から資産形成に関心を持ち、全体の半数以上が実際に資産形成を実施していることが分かる。
「新社会人1年間で希望する貯蓄額」は10万円から25万円が最も多く、2年目の新社会人1年間の貯蓄額は10万円から25万円が多い。月に2万円程度を貯蓄に回したい、回した人が多いことが分かる。