やり投げ北口榛花 貫禄の大会連覇で見せたさすがの修正力…9月の世界陸上へ敵なし

公開日: 更新日:

 国立競技場で女王の笑みがはじけた。

 昨夏のパリ五輪女子やり投げの金メダリスト、北口榛花(27)が五輪後初の国内大会で貫禄の優勝。64メートル16の好記録で大会連覇を果たした。

「内容的にはかなりバラつきがあった。64メートルも完璧な形ではない中で投げることができた記録。そこは自信になったかな」

 本人がそう振り返ったように、1投目でいきなり61メートル41を投げて会場を沸かせたものの、2投目以降は思うように伸びなかった。しかし、5投目に今季自己ベストをマーク。「逆転の女王」「6投目の北口」の異名通り、終盤にアドレナリンを放出した。

 今季の初戦となった、3日の世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ第2戦では、60メートル88で4位。不安を隠そうとしなかった。

「助走と足の接地のタイミングに悩み、やりが真っすぐ飛ばないと不安を口にしていた。この日の試合後もエネルギーが十分にやりに伝わらず、“もどかしい”と漏らしていましたが、助走のスピードやタイミングを変えて、2戦目で64メートル超を投げるのだから、さすがの修正力です。確かに、2投目から4投目はやりが左右にブレるなど、決して本調子とは言えない。それでも、調子が良くない中で今季の自己ベストを出し、優勝した。9月の日本開催の世界陸上に向けて、むしろ“敵なし”を印象付けました」(スポーツライター)

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