必然のWBC辞退…マエケン「2年目キャンプ」は課題山積

公開日: 更新日:

 ドジャース前田健太(28)のWBC出場辞退が決まった。

 米スポーツ専門チャンネルESPN(電子版)が11日(日本時間12日)、フリードマン編成部長の話として伝えた。カブス・上原に続いて、現役メジャーリーガーの日本代表入りが見送られた。

 ロバーツ監督が「国を代表してプレーするのは重要なこと。でも次のシーズンに向けて準備するのも、同じくらい大事なことだ」と話すまでもなく、前田にとってメジャー2年目のキャンプでの課題は山積みだ。

 昨季8試合でバッテリーを組み、相性の良かった(防御率2・96)ベテランのエリス捕手(35)がシーズン途中に移籍(現マーリンズ)。今季は正捕手グランダル(28)と組むケースが増えそうだが、昨季23試合で防御率3・74。前田はリード面に不安があるグランダルに加え、今オフ加入した控え捕手ともキャンプ、オープン戦を通じてコミュニケーションを昨年以上に図る必要がある。

 昨季、前田の1試合平均投球回数は5回3分の2。32試合でQS(6回以上を自責点3以内)はわずかに14回だった。守護神ジャンセンらリリーフ陣の好投にも救われて16勝(11敗)をマークした。しかし、「ブラントン(防御率2・48)、バイエズ(同3・04)らのセットアッパー陣が出来過ぎだった」という声もある。今季はリリーフ陣に勝ち星を消される可能性は増えるし、長いイニングを投げる必要も出てくる。

 少ない球数で打ち取るため、ツーシームとシンカーを身に付けたが、オープン戦では新球の精度も問われる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  3. 3

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」

  5. 10

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」