パチューカ本田 5年ぶり“無回転ブレ球FK”が暗示するもの

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 メキシコリーグの本田圭佑(31)が、前節のモレリア戦で5年ぶりとなる「無回転ブレ球FK」を決めた。後半14分、約25メートルの距離から自慢の左足を振り抜くと無回転のボールは鋭く変化しながらGKの手をはじき、ゴールネットに突き刺さったのである。

 2010年南アW杯のデンマーク戦で同様のFKを決めた本田は、13年秋まで在籍したロシア1部CSKAモスクワ時代でも量産。本田の代名詞となった。ところが14年1月に移籍したミランで出場機会が激減したこともあり、在籍した17年5月までに決めたFKは2本だけ。いずれも回転をかけたFKだった。

「ミラン時代に専属コーチに付き、回転系FKの練習をやっていたみたいだが、いずれにしても本田の無回転ブレ球というのは、フィジカルコンディションが万全じゃないと決まりづらい。本田のコンディションが良化したことを物語っている。欧州滞在中のハリルホジッチ監督の耳にも朗報が届けられたことでしょう」(スポーツライターの平野史氏)

 そういえば、ハリルホジッチ監督は昨年11月の東アジア選手権の代表発表会見で「ここ数年、日本代表はFKからゴールを決めていない」と嘆いた。無回転ブレ球を炸裂させた本田。代表復帰に向けて強烈な追い風だ。

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