協会副会長を退任 岡田武史氏“今治優先”で聞こえる陰口

公開日: 更新日:

 日本サッカー協会副会長の岡田武史・元日本代表監督(61)が29日、オーナーを務める日本フットボールリーグ所属のFC今治の新体制発表会の後、噂になっていた「副会長を辞める」ことについて言及。「(サッカー協会の)田嶋会長(60)には辞めると伝えた」と、2年の任期が満了する3月で退くことを正式に明らかにした。

「田嶋会長体制になった2016年3月に副会長に就任したが、当初から『FC今治の仕事が最優先』と公言。副会長の仕事よりもFC今治の経営基盤の確立のためにスポンサー探しに奔走したり、J3昇格の絶対条件となる5000人程度収容の天然芝のホームスタジアム建設のために愛媛県、今治市との折衝を繰り返したり、とにかくFC今治のために多忙を極めた。そんなに親しい関係でもなかった田嶋会長とは腹を割った話をする機会もほぼないまま、都内本郷三丁目のサッカー協会のビルとおさらばすることになった」(サッカー関係者)

 クラブ経営4季目の岡田副会長は「スタートアップした企業の9割は5年以内に倒産する。今年は勝負の年」と危機感を募らせるが、サッカー協会内には「副会長職はスポンサー集め、行政向けに“箔をつけるため”だったのか?」という声も少なくない……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方