独から歴史的初金星 メキシコ“老獪殺法”で王者を振り切る

公開日: 更新日:

「ドイツのワントップ、FWウェルナー(22=ライプチヒ)にほぼシュートを打たせなかった。MFミュラー(28=Bミュンヘン)は相手DFが嫌がるギャップに走り込むのが得意な選手ですが、そのスペースを与えなかった。前線を完璧に封じることでドイツは2、3列目がシュートを打つしかなかった。メキシコの守備に“打たされた”のです。焦りが見え始めたドイツから、攻撃を組み立てる中盤で再三ボールを奪い、走らせて疲弊させたのも勝因。メキシコの老獪な守備は見事でした」

 W杯での連覇は過去にイタリア、ブラジルの2度しかない。ドイツは今後どうなるか。

「改善点は仕上げのところ。レーウ監督は次戦でウェルナーをFWゴメス(32=シュツットガルト)、FWロイス(29=ドルトムント)、MFブラント(22=レーバークーゼン)に代えるなど、得点力を上げるために手を打ってくるかもしれません」(鈴木氏)

 実質、二軍で臨んだ昨年のコンフェデ杯で優勝するなどタレントは豊富。レーウ監督はどう立て直してくるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑