独から歴史的初金星 メキシコ“老獪殺法”で王者を振り切る

公開日: 更新日:

 メキシコが前回王者のドイツから歴史的金星を挙げた。

 前半35分、自陣でボールを奪うと、FWロサノ(22=PSV)がペナルティーエリア内で鋭く切り返してDFをかわし、右足でゴール左隅へ叩き込んだ。

 後半にドイツの猛攻を受けたものの、体を張った守備でゴールを死守。W杯では初めてドイツから白星をもぎ取った。

 ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏は「メキシコのボールキープ、速いパス回しなどは想像以上でしたが……」とこう言った。

「そもそも、0―0の段階の前半のドイツの戦い方に疑問が残ります。前へ前へと攻撃的になり過ぎ、メキシコにカウンターを仕掛けられた際、DF4人のうち、Bミュンヘンでコンビを組むCBのボアテング(29)、フンメルス(29)の2人しか残っていない場面が何度も見られた。最初から総攻撃で攻め上がれば、当然リスクも負う。もっと慎重に立ち上がる必要があったと思います」

 ドイツの司令塔のMFクロース(28=Rマドリード)は試合後、「前半、相手のクレバーで積極的な守備に解決策を見つけられなかった」と嘆いた。鈴木氏が続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

  2. 2
    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

  3. 3
    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

  4. 4
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  5. 5
    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

  1. 6
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  2. 7
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 8
    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

  4. 9
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  5. 10
    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ