阪神は根尾1位有力も…土壇場で即戦力投手に転換の可能性

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「すでに逃げ腰だ。どうなるか分からんよ」

 パ球団のスカウトがこう言った。

 23日にはヤクルトが1位指名を公表、大阪桐蔭の根尾に最多で7球団が競合するとみられているが、「阪神は同じ大阪桐蔭の藤原も1位候補に残している。他球団の出方を見たうえで、より倍率の低い方に行くというんだから、根尾の1位指名だって怪しいとみている」というのだ。

 阪神は今季、17年ぶりの最下位に沈んだ。金本監督が事実上の解任でチームを追われ、年間の観客動員は前年の303万4626人から289万8976人に減った。切り札的な矢野燿大新監督(49)を迎えた来季、またぞろBクラスに沈没するわけにはいかないという事情がある。

「阪神の補強ポイントは挙げればキリがない。最下位だから当然だが、来季のことだけを考えれば先発投手陣の整備が急務だ。なにしろ今季、阪神先発陣で投球回数が150回を超えた(173回3分の2)のも、2ケタ勝った(11勝7敗)のもメッセンジャーひとり。藤浪が復調したとしてもまだ頭数が足りない。現に金本前監督は解任前、投手の補強を要望。ドラフトでは1位で即戦力投手の獲得を決めていた。そもそもが、ドラフトで勝負をしない球団。根尾や藤原の競合を避けて、東洋大の151キロ右腕で地元関西出身の上茶谷大河(22=京都学園高)、日体大の155キロ右腕の松本航(21=明石商業高)あたりに行っても不思議はない」とは、地元マスコミ関係者。

 過去10年で阪神が高校生をドラフト1位で獲得したのは2012年の藤浪晋太郎だけ。入札したのすら、09年の菊池雄星と昨年の清宮幸太郎の計3例しかない。

 土壇場で根尾を断念する可能性が十分にありそうだ。

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