"編成全権"のお墨付き 巨人・原監督「根尾1位」本当の狙い

公開日: 更新日:

 巨人は23日、都内で記者会見を開き、3度目となる原辰徳監督(60)の復帰を正式に発表した。

 会見には今季まで3年間チームを率いた高橋由伸前監督(43)、山口寿一オーナー(61)も同席。原監督は「スポーツの原点はノビノビと楽しむこと。原点に戻るという点で、ノビノビ野球をやっていきたい」と強調した。山口オーナーは「チームは戦力の過渡期にあってフロントにも課題がある。チームに関しては原監督に全てお任せする。編成に関しても監督の意向を完全に尊重する。責任を監督に丸投げするということではなく、戦力獲得の最終責任はフロントが負う。こういった姿勢で巨人を強くしていきたい」と“全権監督”のお墨付きを与えた。

 25日にドラフト会議が迫る。「まず戦いの火ぶたはドラフトかな。大事な役割。目標を定めた選手が巨人に入ってくれたら」と原監督は腕まくり。最終決定は自身も参加する前日のスカウト会議となるが、ドラフト1位の最有力候補は大阪桐蔭の二刀流・根尾だ。原監督の強い意向だが、これには、もうすぐ30歳を迎える不動の正遊撃手・坂本勇人(29)が関係しているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因