ヤンキース田中2勝目逃す カギはやはり“ムシーナ級”の新球

公開日: 更新日:

 ヤンキース田中将大(30)が2日(日本時間3日)、2勝目をかけてタイガース戦に登板。7回途中まで8安打7奪三振・1失点、1-1の同点の場面でマウンドを降り、メジャー移籍後自身初となる開幕連勝スタートとはならなかった。チームは同点の9回に守護神チャップマンが2点を失い、1-3で敗れた。

 右肩痛で負傷者リスト(IL)入りしているエース右腕セベリーノに代わって開幕投手を務めた3月28日(日本時間29日)のオリオールズ戦は5回3分の2を6安打2失点。4度目の開幕マウンドで初白星を手にした。

 順調な滑り出しを見せた田中は今季、新球であるナックルカーブを手の内に入れた。この球種は通常のカーブよりも球威とスピードがあり、長打が出にくいとされる。田中は17年にリーグワースト2位タイの35本塁打を許すなど、メジャー1年目の14年(15本)以降は、毎年のように20発以上を浴びてきた。5イニング以降に本塁打を許すなど、勝負どころで手痛い一発を浴びるケースも少なくなかった。昨季までメジャーで流行した本塁打狙いのいわゆるフライボール革命に対抗するため、通常のカーブの精度向上と同時に新球習得にも取り組んだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑