6回途中5失点で8勝目お預け 田中将大に右肘の不安再燃

公開日: 更新日:

「今季、田中のスプリットの制球が不安定なのは確かです。昨季までなら低めを突いて空振りさせていましたが、今季は甘く入って捉えられるケースが少なくありません。制球以上に、キレがないのは気掛かりです。スプリットは直球と同じ腕の振りで投げますが、人さし指と中指でボールを挟み、リリースの際に親指に力が加わるため、肘に負担がかかる球種とされています。春先からスプリットの試行錯誤を続けてきただけに、右肘が悲鳴を上げている可能性も考えられます」(JスポーツMLB中継で解説を務める評論家の三井浩二氏)

 田中は渡米1年目の2014年に右肘靱帯を部分断裂し、メスを入れずに再生治療を選択。2年目以降は患部に不安を感じさせなかったが、右肘は完治したわけではない。

 ヤンキースはア・リーグ東地区を独走。ポストシーズン進出は確実な状況だが、エース格の右肘は10月までもつのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…