エンゼルス大谷が屈辱の4タコ…球宴MVP右腕に手も足も出ず

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(25)が技巧派右腕にねじ伏せられた。

 4日(日本時間5日)のインディアンス戦に「3番・DH」で出場。相手の先発右腕で、今年7月のオールスター戦(クリーブランド)で、3者連続三振を奪ってMVPに選ばれたシェーン・ビーバー(24)の前に、4打数無安打、2三振だった。

 大谷は変化球主体のビーバーの組み立てに手も足も出なかった。第1打席はカウント1―2と追い込まれると、最後は低めの変化球に手を出して空振り三振。右腕の球筋を捉えきれず、四回にはファウルが右足を直撃し、右足甲に自打球を当てた前日に続いて苦悶の表情を見せるシーンも。2打席連続の内野ゴロに倒れた後の九回の第4打席は2ストライクと追い込まれると、内角の直球に手が出なかった。2戦ぶりの無安打で、連続試合出塁も4で止まった。

 味方打線もビーバーに2安打2得点に抑えられ、インディアンスのエースに成長した若手右腕に今季、3度目の完投(2完封)勝利を献上。ア・リーグ中地区2位のインディアンスに3タテを食らい、7月31日のタイガース戦から4連敗で、56勝57敗で借金生活に逆戻りである。

 ここにきて、チームは投手、野手とも故障者が続出している。

 わずかながら可能性を残すワイルドカードでのポストシーズン進出は、大谷の奮起にかかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃