6回途中5失点で8勝目お預け 田中将大に右肘の不安再燃

公開日: 更新日:

 ヤンキース田中将大(30)が5日(日本時間6日)のオリオールズ戦に8勝目(6敗)を懸けて登板。序盤に粘投するも、6回途中5失点で8勝目はお預けとなった。

 今季の田中だが、開幕から武器であるスプリットの精度を欠き、6月29日のロンドンでのレッドソックス戦では3分の2回で6失点KO。宿敵相手に7月25日には3回3分の1で自己ワーストの12失点を喫した。スプリットでカウントを稼げず、苦し紛れに投じた直球が甘く入って打たれるケースが目立った。

 ロスチャイルド投手コーチは田中の不調について「ボールの縫い目が指に合わないようだ」と、メジャー公認球の形状に原因があると明かしている。

 しかし、ボールの縫い目の変化を口にしているのは田中ぐらいなものだ。今季、使用する革や糸に加え、製造工程が変わったわけではない。仮に縫い目が合わないとしても、日米での経験豊富な田中が、修正に苦戦しているとは考えにくい。

 スプリットが安定しないのは他に原因があるからではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘