ダル6敗目も巻き返しに好材料 “前妻”ルクロイがカブス入り

公開日: 更新日:

 カブスダルビッシュ有(32)が9日(日本時間10日)のレッズ戦に5勝目(5敗)をかけて登板。本塁打を3本浴びるなど振るわず六回4失点で降板、今季6敗目(5勝)を喫した。チームも2―5で敗れた。

 とはえい、ここに来てダルには好材料が増えた。今季、エンゼルスで大谷翔平の同僚だったジョナサン・ルクロイ捕手(33)が加入したのだ。

 今季のルクロイはエンゼルスの正捕手として73試合に出場し、打率.237、7本塁打、30打点。7月のアストロズ戦の本塁クロスプレーで脳震とうと鼻骨骨折で負傷者リスト(IL)入りし、2日に戦力外通告を受けた。

 カブスに拾われたルクロイは、投手の長所を引き出すのにたけており、過去にマスクをかぶったブルワーズ、レンジャーズでは巧みなリードで若手を牽引。ダルもレンジャーズ時代にバッテリーを組んでおり、ルクロイの助言があって復調したケースもある。

 16年7月にブルワーズから移籍したルクロイは、それまで変化球に頼っていたダルに「豊富な球種を生かすためにも、もっと直球を使うべき」とアドバイス。ダルの投球に緩急が付いて奪三振数が増加した。この年の後半戦は14試合に登板して、メジャー3位の113奪三振を記録した。

 今季のダルは開幕から不振で、5月4日のカージナルス戦から6月21日のメッツ戦まで10戦連続勝敗なしの球団記録を更新。ナ・リーグ中地区首位を走るチームで蚊帳の外に置かれていた。約2年ぶりに元妻とヨリを戻したダル。終盤戦の巻き返しもありそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり