マ軍雄星 被本塁打ワースト更新でGMの首を飛ばす可能性も

公開日: 更新日:

 マリナーズ・菊池雄星(28)が7日(日本時間8日)のパドレス戦に5勝目(8敗)をかけて登板。初回、1番タティスにフルカウントから甘く入った変化球を左翼スタンドに叩き込まれる先頭打者本塁打を許した。

 前回のアストロズ戦では4本塁打を浴びて6失点。この日の試合の前まで23試合で、被本塁打28はアストロズ・バーランダー(29本)に次いでメジャーワースト2位だ。後半戦は4試合で9発を浴びているように、ここにきて被本塁打は激増。今後も中4日のローテ通りマウンドに上がれば、残り9試合。後半戦のペースで一発を浴び続ければ、最終的に48本塁打を許す計算になる。過去10年間ではメジャー最多となり、2004年にモイヤーが記録した44被本塁打を抜いてメジャーワースト記録を更新しかねない。

「菊池に一発が多いのは単調な投球に加え、空振りを取れる高めの直球の威力とキレがないためです。疲労もあって球威が低下し、変化球が効果的に使えず、相手打者に見極められたり、完璧に捉えられるケースが目立ちます。今後、上積み、修正は期待できず、シャットダウンしない限り、被本塁打数が積み重なるだけでなく、防御率(5・49)も悪化するはずです。球団としては今季は試運転と位置付けていましたが、来季に向けた光明が見えなければ、菊池を獲得したディポトGMの責任問題に発展するのではないか」(スポーツライター・友成那智氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ