本当の賞金女王は渋野 女子プロの戦意削ぐランク制度の穴

公開日: 更新日:

 さらに吉川氏は続ける。

「渋野は日本勢では42年ぶりにメジャー優勝の快挙を成し遂げ人気選手になった。レベルの低い国内ツアーの賞金だけでランクを決めることに違和感のあるファンは多いはずです。賞金女王が渋野で決定なら、今大会はまったく盛り上がらないことになるが、国内ツアーの話題づくりにはなっても、それによって海外メジャーを目指す選手が減るのは、世界で活躍する選手を育てなければならない使命がある女子プロ協会としては本末転倒です」

 ホールアウトした渋野は「苦しいゴルフでしたが(今日は)2アンダーで回れてよかった。明日は気負わず自然体でいきたい」と語り、その後はグリーンで鈴木とともにパターの練習を繰り返した。

 もっとも、最終戦で“逆転女王”になれば、本人が一番すっきりするだろう。

【写真特集】渋野日向子は首位と3打差の3位タイ リコーカップ2日目

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった