渋野vs鈴木愛の賞金女王バトルは録画放送…LPGAとTVの怠慢

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【大王製紙エリエールレディス】最終日

 これで最終戦がおもしろくなった。

 首位に2打差、通算13アンダー7位タイからスタートした渋野日向子(21)が6バーディー、ノーボギーの66で回り通算19アンダーで逆転優勝。ルーキーイヤーの今季は国内4勝目の快挙だ。

 この日は賞金女王を争う同じ13アンダー発進の鈴木愛(25)と同組。渋野を1打差で追う鈴木は17番パー5で、第1打が右の池につかまり痛恨のボギー。渋野は2オン狙いの打球が、グリーンから左へこぼれて池の前で止まる運もあった。

 最終18番パー4は強い雨風の中、鈴木はピン右4メートルにつけてバーディー。渋野は第1打を右ラフに入れたが、強烈な追い風とフライヤーを計算し、残り130ヤードをピン手前7メートルにつけてパーをセーブ。鈴木を1打差で振り切った。

 渋野は優勝賞金1800万円を手にして、獲得賞金は1億3791万4314円(ランク3位)。賞金ランク首位の鈴木との差は約1511万円(同2位・申ジエとは約12万円差)となり、今週の優勝賞金3000万円のツアーチャンピオンシップ・リコー杯(28日開幕)に史上最年少での賞金女王のチャンスが残った。

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