佐々木「夢の170キロ」に大騒ぎ 執拗に球速を求める危うさ

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 球速は先天的な部分が大きいのに対し、制球は後天的に鍛えられると思う。どんなに練習しても肉体的な部分で速い球を投げられない投手はいますが、制球力は練習によってリリースポイントの感覚をつかめますからね。投手が打者をブラッシュボールでのけぞらせて次は外角スライダーかという場面で、とんでもないところに投げていれば、見ている方も面白くなくなりますよ。投手は制球の重要性を再認識すべきだと思う」(前出の高橋氏)

 速い球を狙ったところに投げられればベストだが、なかなかそうもいかない。球速にこだわるあまり制球をおろそかにしていれば、野球の質も低下する。結果としてファンの野球離れを招きかねないというのだ。

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