著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

魅力的なチームが多い中…私はなぜ阪神ファンのままなのか

公開日: 更新日:

 なんというか、阪神がパッとしない。ここまでのチーム成績が良くないのはもちろんだが、それ以上に試合を見ていて胸が躍るというようなことがめっきり減った。

 開幕戦の西勇輝の活躍も七回の交代(からの逆転負け)によって興をそがれ、糸井嘉男がいくら打っても心のどこかで38歳という年齢を案じてしまう。外国人トリオMBS(マルテ&ボーア&サンズ)の「打つ打たない問題」もそうだ。関西の情報ワイド番組では毎日のようにこの問題を取り上げて喧々囂々とやっているが、私はいまいち気分が乗ってこない。

■TVタレントがボーアを語る光景

 なにしろ、ボーアの触れ込みは、もう何人目になるかわからない「バースの再来」である。時は令和2年。テレビ局のスタジオでは40~60代の関西タレントたちが30年以上も前の奇跡を引き合いに出しながら、ボーア問題を冗談めかして語る。この光景は多くの阪神ファンの目にどう映っているのか。

 一方、他球団に目を移すと、広島鈴木誠也ヤクルト山田哲人巨人岡本和真といった打つべき人がきちんと打ち、DeNA・オースティンや巨人・パーラなどの新外国人大砲も評判通りのパワーを見せている。投げては広島・大瀬良大地やDeNA・今永昇太らエース級投手がしっかりエースの結果を残し、加えて広島からは前田健太の背番号18を受け継いだルーキー・森下暢仁も頭角を現してきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも