佐藤輝の躍動で阪神開幕3連勝 優勝への不安材料は矢野采配

公開日: 更新日:

 こりゃあ、期待もしたくなる。

 28日、阪神ヤクルトに勝利し、開幕3連勝。投打がガッチリとかみ合う中、改めて存在感を見せたのが黄金ルーキーの佐藤輝明(近大)である。

 オープン戦で12球団最多の6本塁打をマークした佐藤は、この日こそ無安打に終わったが、開幕戦でプロ初打点を挙げると、2戦目にプロ初アーチをバックスクリーンに叩き込み、周囲の度肝を抜いた。オープン戦最終戦を疲労で欠場するなど、体調面を懸念する声がある中でも、結果を出すところが並の新人ではない。

■「見逃し方が素晴らしい」

 2戦目にNHKBSで解説をしていた元ヤクルトの宮本慎也氏と元阪神の藤川球児氏は、「打席での見逃し方が素晴らしい」と指摘していた。投手から視線をそらさず、ボールが捕手のミットに届くところを確認することもない。投手からすると、自信をもって見逃されていると感じるという。そうした打席での振る舞いが新人離れしているというわけだ。

 ルーキーの加入で打線の厚みが増した阪神は、3試合で計21得点と爆発。以前から投手力は高い上に、開幕投手を務めた藤浪が復活の兆しを見せた。コロナ禍の影響で来日が遅れている新助っ人のロハス・ジュニア外野手、アルカンタラ投手が加われば、鬼に金棒ではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋