著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

佐々木降板直後に終了 残便感ある番組をよう流しよるわい

公開日: 更新日:

 次世代を背負うであろう佐々木朗希投手がついに5月16日、一軍登板した。雨交じりの日曜、ZOZOマリンスタジアム、ロッテのホームゲームだ。当然テレビ中継はあるだろうと探すが地上波はどこもクソの役にも立たん通常番組で埋まっている。こういうときはBSだろ。と、朝から全身が包帯だらけでこきたねえケツをさらした幕下から相撲中継はみっちりやるくせに、フン、プロ野球の新しい才能にゃやけに冷てえじゃねえのNHK?

 と、それでも手を挙げた局があった。

「お知らせ 令和の怪物 ロッテ・佐々木朗希1軍プロ初登板予定の注目試合を緊急生中継!」

 おお、よくぞ名乗り出てくれたBS朝日、あんたはエライ!

 しっかし、「緊急」って佐々木の初登板日は当初から井口監督も公言していたわけだし、わざわざ「緊急生中継」に「!」を付けるあたり「どうだ、他局参ったか!」みたいな力みも感じるが、まあ、ありがてえ。

 緊急というわりには解説に古田敦也と黒木知宏を据え、緊急というわりにはZOZOマリンスタジアム放送席は実況アナ、解説者2人、それぞれをアクリル板で仕切るなど、感染対策まで用意周到。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然