日大背任事件で東京地検特捜部が田中英寿理事長を任意聴取していた

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 日大付属病院の建設工事をめぐる背任事件で、東京地検特捜部が日大の田中英寿理事長(74)を任意聴取していたことが分かった――15日の産経新聞が報じた。

 日大医学部付属板橋病院(東京・板橋区)は昨年、都内の設計会社が建て替え工事の設計業務を20億円超で請け負った。この際、日大の関連会社「日本大学事業部」(世田谷区)の取締役を務める日大理事が主導し、設計会社を通じて、大阪市の医療法人グループの関係先に2億円超の資金を移動させた疑いが持たれている。

 特捜部はこの理事が日大側に損害を与えた疑いがあるとして背任容疑で捜査。記事によると、理事を学内で重用してきたという田中氏についても、資金移動への関与について複数回、参考人として任意聴取したという。

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