日大背任事件で東京地検特捜部が田中英寿理事長を任意聴取していた

公開日: 更新日:

 日大付属病院の建設工事をめぐる背任事件で、東京地検特捜部が日大の田中英寿理事長(74)を任意聴取していたことが分かった――15日の産経新聞が報じた。

 日大医学部付属板橋病院(東京・板橋区)は昨年、都内の設計会社が建て替え工事の設計業務を20億円超で請け負った。この際、日大の関連会社「日本大学事業部」(世田谷区)の取締役を務める日大理事が主導し、設計会社を通じて、大阪市の医療法人グループの関係先に2億円超の資金を移動させた疑いが持たれている。

 特捜部はこの理事が日大側に損害を与えた疑いがあるとして背任容疑で捜査。記事によると、理事を学内で重用してきたという田中氏についても、資金移動への関与について複数回、参考人として任意聴取したという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因