阪神・矢野監督が腹くくった佐藤の「育て方」 G戦で一軍昇格、50打席連続無安打でも将来見据え

公開日: 更新日:

 ワースト記録更新だ。

 2位阪神は、3位巨人に連勝。ゲーム差を4に広げた。

 不振が続く佐藤輝明(22)は「7番・右翼」でスタメン出場したが、4打席ヒットなし(2四球)。セ・リーグ野手の無安打最長記録(47)を50に伸ばし、投手を含め2リーグ分立後新人無安打最長の秋山登(大洋=1956年)に並んだ。

 矢野監督は今月10日、前半戦の快進撃を牽引した佐藤輝を二軍に落とした(当時35打席無安打)。不振の原因は疲労や敵軍の研究などによるものだが、首脳陣は夏場にスランプが来ることは織り込み済みだったという。

 阪神OBが言う。

「佐藤輝は近大時代、1年からレギュラーになり通算14本塁打(打率.288)の新記録で注目された。しかし、東京六大学や東都よりレベルが低い関西学生リーグでの記録。プロ1年目の8月までに23本塁打、2割6分近い打率はでき過ぎだった。佐藤輝はパワーと瞬発力はあるが、スタミナがない。夏場になれば打てなくなると首脳陣は冷静にみていたようです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情