新CM発表会に登場、フィギュアスケート本田真凜(20)を独占直撃

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全日本選手権の意気込み、注目を集める自分との向き合い方

 29日、フィギュアスケートの本田真凜(20)が都内でタウンハウジングの新CMの発表会に登壇。日刊ゲンダイの単独インタビューに応じ、12月22日に迫る日本選手権への意気込みや、自身に対する報道姿勢などについて赤裸々に語ってくれた。

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  ◇   ◇   ◇

 ーー7年連続出場の日本選手権への意気込みは。

「これまではGPシリーズなど海外大会の成績から、ブロック大会が免除されていたけど、今回は違う。東日本ブロックからのすごく少ない4枠を狙い、『そこに入って、全日本に出たい』という気持ちが強かったんです。これまでとは思いが違います。良い意味で、あまり深く考えなくても良いかなと。出るからには楽しもうという気持ちが強いです」

 ーー演技については?

「フリーは3年前の全日本と同じプログラムをもう1度やります。あの時はあまり良いイメージがないまま終わってしまった気がするので(15位)。もう1回、今度は良い演技をしたいと同じ曲に」

 ーー過去の自分にリベンジと。

「格好良く言うと、そうなります(笑い)」

 ーーどのような練習スケジュールですか。

「基本的にオフはなく、平日は新横浜で朝、昼、夜の3回に分けてやっています。昼の時間帯は一般の方と同じリンクなので、全体の3分の1をコーンで仕切っていて、その中で。私にとって一番良い練習になっているんです。そこでしかジャンプはできないし、コースも決められています。だから、同じ練習を反復してじっくりやれますからね。昼の練習時間は大事にしています」

「ラーメン替え玉」投稿で…

 ーー話は変わりますが、SNSでご自身の何気ない投稿が逐一ネットニュースとして取り上げられている。必要以上に注目を浴びることについて重圧は?

「プレッシャーはないですけど、もっと他に取りあげることがあるんじゃないかなとは思います(笑い)。ラーメンの替え玉をしたって載せただけで、記事になってしまう。『こんなん誰が興味あるんやろ』と。不思議だなと思います(笑い)」

 ーー心無い人から「フィギュアはどうなった」など、否定的なことを言われることも。

「それはもう何も思わなくなって。世界ジュニアを優勝してから(16歳)2年ほど前までは目にしたもの全てを受け止めていました。その頃はすっごく暗い時期もあり……。どんな行動をすればみんなが喜んでくれるかなと考えていた。発言にもすごく気を遣っていたんです。憧れの選手を聞かれた時にしてもあらかじめ答えを……」

 ーーなぜ変わった?

「周りの人からの助言もあり、みんな(ファン)も、(否定的なことを)言っている人も、そんなに私に関心が無いんじゃないかなと思うようになったんです。引っ込み思案というわけじゃないんですけど、もともと自分の話をするのが得意じゃなくて。でも、(溜め込んでいた)自分の気持ちを吐き出せるようになった。末っ子の紗来とゲームを一緒にやっていて、『あれは下手だった』『いまもっと行けたやろ』って言うようなことの延長で(笑い)。今では『今日はこんなことがあった』『あれが嫌だった』みたいに小さいことでも吐き出せるようになり、すごく楽になったんです」

(聞き手=杉田帆崇/日刊ゲンダイ

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