鈴木誠也“カネより早期解決”は大正解 MLBロックアウト解除待たず「近く渡米」情報

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「ロックアウトが終わり次第、すぐにチームを選択できるよう、近く渡米するプランがある」

 29日、ポスティングシステムでメジャー挑戦する鈴木誠也(27)に関してこう報じたのは米紙「ボストン・グローブ」(電子版)。同紙によれば、争奪戦はジャイアンツとマリナーズがリードしているそうだが、それはともかく、見逃せないのは早くチームを選べるように近く渡米する用意があるという点だ。鈴木はつまり、一日でも早く球団を決めたいようなのだ。

 ポスティングを利用する鈴木が球団選びにかけられる時間は1カ月。交渉が不可能なロックアウト期間中はカウントされないから、あと20日間も残っている。

 これまでポスティングを利用した日本人選手の多くは、1カ月間をフルに使った。代理人の意向もあるにせよ、期限ギリギリまで粘って、1ドルでも多くの契約を勝ち取ろうとした。

 しかし、近日中にも渡米するかもしれない鈴木はそうじゃない。ロックアウト以前に最大12球団とZoomで面談を行ったらしいが、まだ面談をやっていない球団もあるそうだし、直接交渉は皆無だ。近日中にも渡米したいのは、カネより何より一日も早く球団を決めたいという本人の意思の表れだろう。

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