ロッテ佐々木朗希の威嚇騒動は氷山の一角…「審判との事件簿」を3人の球界OBが明かす

公開日: 更新日:

 ロッテ・佐々木朗希(20)に対する審判の威嚇騒動が決着である。26日、NPBは友寄審判長と渦中の白井審判が話し合ったことを発表。「今回は別の方法を考えて対応すべきだった。白井審判も深く理解をした。処分は考えていない」と明かした。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

 24日のオリックス戦で判定に不満げな表情を見せた佐々木朗希に対し、まるでドーカツするような白井球審の言動が物議を醸したが、選手と審判の衝突は枚挙に暇がない。

 現在は独立リーグ群馬のシニアディレクターを務める球界OBの平野謙氏は「私も何度もありました」とこう続ける。

「現役時代、二塁に盗塁してタッチアウトになったが、ベースカバーに入った野手はボールをグラブからポロリ。ただ、選手の背中側から見ていた塁審はそれに気付かず、『アウト!』です。その場にいた誰もがこぼれたボールを見ていたし、私も『空タッチ!』と指摘しましたが、塁審は『何言ってんだ! タッチしたからアウトだ!』と頑として譲らない。ロッテの二軍監督時代もそう。選手も審判も、二軍はいわゆる修行の場。にも関わらず、『俺たちは絶対的な権威を持っている』と勘違いしている審判はいた。選手が判定に『え?』という表情を見せただけで、『なんだその態度は!』ですよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ