著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

「え、あれが入るの?」阪神・佐藤輝明に感じたロマンを思い出した左翼への一発

公開日: 更新日:

 だから、佐藤は本物の怪物で、天性の飛距離の持ち主だと感じた。こういうホームランを打てる選手はそんなにバットを振り回さなくてもいいだろうから、これこそが真の長距離砲だ、と。

 しかし、2年目を迎えた今季、そんな左方向への打球がめっきり減ってしまっていた。7月末の時点でホームラン16本というのも昨年より落ちるペースだが、それ以上に心配だったのは左方向への一発が先述の第16号が出るまでたった1本しかなかったことだ。

 佐藤がホームランを放つと、よく驚異的な打球速度や飛距離が話題になる。それは彼の超人的なパワーを示すわかりやすい数字だが、右中間スタンドの上段に突き刺さる特大アーチよりも、逆方向の左翼席ぎりぎりに飛び込むライナーの延長みたいなホームランのほうがそのパワーを実感できる。しかも、それを神宮球場や東京ドームではなく、甲子園で見せられたら、打たれた投手のダメージも大きいだろう。

 先週土曜日の第16号ホームランはそんな佐藤のロマンを久々に思い出させてくれた。これをきっかけに量産態勢に入ることを祈っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  2. 2

    令和版『八つ墓村』にはこれまでにない「2つの見どころ」あり Jホラーの名匠と新・金田一耕助が魅せる

  3. 3

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  4. 4

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  5. 5

    巨人・阿部前監督が球団復帰へ着々 「辞任4カ月での出戻り」は毒になるか、薬になるか

  1. 6

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  2. 7

    元関脇嘉風・中村親方〈1〉なぜ「朝稽古をしない」のか? 角界の常識から“あえて外れる”部屋づくり

  3. 8

    桑田真澄氏の発言が波紋 巨人の内部事情暴露のやけっぱち…来季監督の芽は完全消滅か

  4. 9

    六代目との抗争終結で勝ちどきをあげているのは絆會

  5. 10

    コメ農家廃業ラッシュ&米国産ジャガイモ輸入解禁に生産者猛反発! 農水省にはブーイングの嵐