楽天・宮森智志こそ「独立の星」だ! プロ初セーブ&デビューから連続無失点記録に並ぶ

公開日: 更新日:

「独立の星」である。

 19日の西武戦、楽天の宮森智志(24)が2点リードの延長十一回から6番手として登板。1回無安打無失点でプロ初セーブを挙げるとともに、栗林(広島)の持つデビューから22試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。

 四国IL・高知から昨秋の育成ドラフト1位で入団。二軍で抑えとして結果を残し、7月30日に支配下登録されると、ここまで1勝7ホールド1セーブをマーク。もちろん、防御率はゼロだ。

 支度金300万円、年俸250万円。支配下登録されて年俸は420万円に上がった。今季ここまでの一軍登録日数は50日強。一軍最低年俸である1600万円との差額が1日あたり150分の1(約7万8000円)ずつ支給されるため、宮森はこの日までの約1カ月半で年俸に匹敵するくらいの大金(約390万円)を稼いでいる計算になる。

「今秋ドラフトは不作と言われる。宮森が活躍すれば、プロの編成、スカウトによる独立リーグの注目度はさらに上がる。多くの独立の選手が宮森の活躍を見守っている」(BCリーグ関係者)

 チームの優勝争いが佳境を迎える中、「独立の星」の存在感は増す一方だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性