W杯イヤー最初の国際試合なのに…前代未聞「なでしこ中継なし」に身内からもブーイング

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 米国で開催された国際親善大会「シービリーブス杯」に参戦中の「なでしこジャパン」(世界ランキング11位)が、最終3戦目のカナダ(6位)戦(日本時間23日午前6時開始)を3ー0のスコアで勝利。通算成績1勝2敗で全日程を終えた。

 大会初戦で南米王者のブラジル(9位)、2戦目で世界最強の米国(1位)に連続0ー1負けを喫したが、2022年の東京五輪を制したカナダ戦では攻守とも好連動を見せてDF清家貴子、MF長谷川唯、MF遠藤純のゴールで快勝した。

 しかしながら、試合に勝っても負けても話題になることはなかった。

 テレビ中継もネット配信もなかったからだ。

「2011年ドイツ女子W杯を制したことで女子サッカーが一大ブームとなったが、成績低迷とともに下落して昨年、神戸でのナイジェリア戦が観客1671人、鹿島での中国戦が観客901人と無観客試合並みの光景が広がった。JFA(日本サッカー協会)も、シービリーブス杯をYouTubeなどで配信しようと主催者側と折衝を重ねたが、スポーツの権利ビジネスが発達している米国では、障壁が多くて断念したという経緯もあった」(サッカー関係者)

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