巨人エース菅野がずるずる“軟投化”する悪循環…3回途中5失点で「直球」たったの15球

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「ボールにも気持ちにも圧力がなくなってきている。厳しい表情で原監督がベンチを出たのも仕方がありません」とは、元巨人投手コーチの高橋善正氏。

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 8日の阪神戦で3回途中5失点KOされた巨人の菅野智之(33)について、「この日のMAXは150キロ。真っすぐはコンスタントに140キロ台後半を記録してはいた。ただ、実際のボールにスピード表示ほどの球威、キレがない。本人もそれが分かっている。だから、変化球でかわそうとする。際どいコースを狙わなければという意識も強くなるから、カウントも悪くなる。どんどん打者有利になる悪循環に陥ってしまっています」と言うのだ。

 実際、この日の74球のうち、直球はわずかに15球。真っすぐも変化球も外角中心の配球で、阪神打線に7安打を浴びた。奪三振はわずかに3。高橋氏が指摘するように、打者をねじ伏せてやろうという往時の迫力が、ボールからも気持ちからもうせつつあるのは確かだ。

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