日大山形の荒木準也監督が明かす 2年のブランクと“請け負い監督”の苦労

公開日: 更新日:

 プロ注目の二刀流・武田陸玖(3年)擁する山形中央を決勝で撃破、粘り強い野球で2年ぶり19回目の甲子園出場を果たした日大山形。指揮を執る荒木準也監督(51)は同校OBの事務職員。8日の初戦でおかやま山陽に敗れたものの、監督に就任した経緯や“請け負い監督”について聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ──社会人を引退した後、2年のブランクを経て監督に就任した経緯は?

「所属していたプリンスホテルの野球部が解散になった時は30歳くらいで、子供もかみさんもいました。それで僕の家が会社経営していて、僕は長男なので『どこまで野球をやってもいいから最後には会社を継げ』と言われていたので、どこにも移籍しないで家の会社に入りました。そのうちに学校から監督の依頼が来て、それで監督になりました。本当は2回断ったんですよね。高校野球の指導者は家庭が崩壊する恐れがあるので」

 ──というと?

「社会人野球は土日に家庭の時間をつくれますが、高校野球は土日がメインなので。だから、みんな反対しますよね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後