著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

渋野日向子は米ツアー来季シード獲得へ崖っぷち…それでもジタバタしてはいけない

公開日: 更新日:

 西村優菜(23)が前週のアセンダントLPGA13位でポイントランキングを56位に上げた。直近2試合で獲得したポイントはそれまでの17試合267ポイントには及ばないものの、226ポイント。81位-61位-56位とランクアップし、来季のシード入りを確定させただけでなく、上位60人が出場できるツアー最終戦も見えてきた。2試合前にシード入りを決めて気持ちが楽になったことが、今回の結果につながったと思う。

 対照的なのが2試合連続予選落ちの渋野日向子(24)だ。

 ポイントを得られず、ランキングはシード入り(80位以内)のボーダーラインギリギリの79位まで後退した。

 プロの世界にはいくつかの壁がある。プロテスト、出場資格、故障やケガ、スランプ……。渋野は今、シード入りの壁に苦しんでいる。ティーイングエリアに立てば、フェアウエーは狭く見え、両サイドの樹木や池、バンカー、OBなどが気になるのではないか。攻める気持ちは薄れ、ミスが許されない重圧の中でスコアをつくらなければならない。以前は強めにヒットしていたパットも打てず、ボールの転がりにも迷いが見える。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋