大谷翔平2度目のMVP満票は史上初! DH専念の来季、3度目狙うにはこれだけのノルマが

公開日: 更新日:

■DHの受賞者は皆無

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。

「野手は守備の貢献度も加味されるため、MVPを受賞したDHは皆無です。レッドソックスのクラッチヒッターとして活躍したオルティスですら、MVP投票では2位が最高だった。来季の大谷は一塁守備に就く可能性もありますが、DH限定なら攻撃面でよりハイレベルの数字が求められます。

 2年連続本塁打王に加え、出塁率、OPS(出塁率+長打率)でリーグ上位に名を連ね、さらに機動力も兼ね備えているだけに盗塁も20~30個はあった方がいい。三冠王になれば確実ですが、タイトルが本塁打王だけなら、昨季、ア・リーグ最多本塁打記録(62本)を更新したジャッジの記録を塗り替えるようなインパクトが必要でしょう」

 昨季の本塁打王ジャッジ(打率.311、131打点)のWARは10.6で大谷の9.6を上回った。これは打撃成績だけでなく、151試合で外野守備に就いた貢献度も評価されたものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因