ケチとは言わんけど案外セコい? 阪神・村上頌樹“大山の半分以下”の6000万円増は高いか安いか

公開日: 更新日:

 とはいえ額面だけを見れば6000万円アップで、大山の半分以下なのも事実。9日に契約更改を行った近本光司(29)も1億5000万円増(年俸3億2000万円)だった。中野はもちろん、今季打率.263だった佐藤輝明(24)の上がり幅(6500万円増の年俸1億5000万円)にも、村上は及んでいない。

 入団3年目だが、一軍の戦力としては実質1年目。年俸のベースが低い選手は、アップ額もそれ相応――というのが球界の慣例だが、プロ野球ファンの松崎菊也氏(戯作者)は「そうですか、大山の半分以下ですか」と、こう続ける。

「大山や中野が貰い過ぎとは言いませんし、球団には球団なりの査定方法があり、それに基づいてはじき出した額なのもわかります。それでも、『他の選手をこれだけ上げるなら、村上ももっと上げてやれよ』と思ってしまうのが人情というものでしょう。査定方法うんぬんは、あくまで球団内の判断。そんな狭い了見だけでなく、応援してくれるファンの思いだって加味してやれよ、と言いたいですね。プロ野球は夢を売る仕事。売れた夢の分、選手に還元してもバチは当たりませんよ」

 阪神はん、案外セコいんやな――ではファンも興覚めだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」