ケチとは言わんけど案外セコい? 阪神・村上頌樹“大山の半分以下”の6000万円増は高いか安いか

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 とはいえ額面だけを見れば6000万円アップで、大山の半分以下なのも事実。9日に契約更改を行った近本光司(29)も1億5000万円増(年俸3億2000万円)だった。中野はもちろん、今季打率.263だった佐藤輝明(24)の上がり幅(6500万円増の年俸1億5000万円)にも、村上は及んでいない。

 入団3年目だが、一軍の戦力としては実質1年目。年俸のベースが低い選手は、アップ額もそれ相応――というのが球界の慣例だが、プロ野球ファンの松崎菊也氏(戯作者)は「そうですか、大山の半分以下ですか」と、こう続ける。

「大山や中野が貰い過ぎとは言いませんし、球団には球団なりの査定方法があり、それに基づいてはじき出した額なのもわかります。それでも、『他の選手をこれだけ上げるなら、村上ももっと上げてやれよ』と思ってしまうのが人情というものでしょう。査定方法うんぬんは、あくまで球団内の判断。そんな狭い了見だけでなく、応援してくれるファンの思いだって加味してやれよ、と言いたいですね。プロ野球は夢を売る仕事。売れた夢の分、選手に還元してもバチは当たりませんよ」

 阪神はん、案外セコいんやな――ではファンも興覚めだ。

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