現役ドラフトで阪神がオリ漆原大晟を指名 岡田監督ニンマリの裏で「もう一つの安堵」

公開日: 更新日:

 阪神は8日の現役ドラフトオリックスの救援右腕・漆原大晟(27)を指名。岡田監督は「普通通り、うまくいった。良かったと思う」と、してやったりの様子だった。

 阪神は昨年の同ドラフトでソフトバンクから大竹耕太郎(28)を獲得。12勝2敗、防御率2.26の大活躍でリーグ優勝、日本一に貢献した。漆原は二匹目のドジョウになるのか。セ球団の関係者が言う。

「2018年育成ドラフト1位の漆原は152キロの直球を武器に、投手層が厚いオリックスで通算72試合に登板、防御率3.14をマークしている。オリックス同様にリーグ屈指の投手陣を擁する阪神では、キャンプ、オープン戦でのアピールが不可欠ですが、漆原は今回の指名選手の中でも実績や実力は上位。期待していいでしょう」

 一方で、阪神がリストアップしたのは、巨人が指名した馬場皐輔(28)投手だった。

「17年ドラフト1位で入団。主に中継ぎとしてそれなりの結果を残し、今季は19試合に登板。2勝1敗、防御率2.45でしたが、実は阪神は昨年の現役ドラフトでも馬場をリストアップしていたそうですから、2年越しで移籍が決まったことになります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態