「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

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 2人が決定的に異なるのは、勝てる球団に移籍したタイミングだ。

 イチローがヤンキースに移籍した12年当時は38歳。前年の11年には10年続いたシーズン200安打もストップし、すでに選手としての盛りは過ぎていた。そこへいくと大谷はまだ29歳。右肘の靱帯を修復する手術を2度経験しているとはいえ、打者としては円熟期を迎えるころだ。ドジャースは11年連続プレーオフに進出中で、このオフは20年以来4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を目指して選手を取りまくっている。

 イチローは勝てなくてもマリナーズに固執、選手としての旬をひたすら記録をつくることに費やしたが、大谷はさっさとエンゼルスに見切りをつけた。イチローとは違った現役生活を目指していることになる。

 ◇  ◇  ◇

関連記事【前編を読む】…では、殿堂入り必至の大谷とイチローの軌跡で、酷似している点を詳細に報じている。野球ファンは必読だ。

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