「学業は?」「裏口入学は?」…麟太郎が進学 米スタンフォード大をQ&Aで徹底解説【後編】

公開日: 更新日:

 高校通算140本塁打の佐々木麟太郎(花巻東=岩手)は、米スタンフォード大へ進学することが明らかになった。

 勉学とスポーツにおいて世界最高峰の環境であることは疑いようもないが、学業と野球の両立はできるかなどの懸念は少なくない。米球界の事情に詳しい野球文化学会会長で、名城大准教授の鈴村裕輔氏に話を聞いた。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

Q. 学業面での心配は?

A. 米国の大学はリポート提出やディスカッション(討論)が多い。リポートは短いものでも、英単語1000個から2000個ほど。もちろん、それを書くためにはいくつもの論文や文献を読む必要がある。ディスカッションでは手を挙げて、何でもいいので自分の意見を言うことが大事。日本人的な奥ゆかしさで挙手もしない、何もしゃべらないだと、それこそ授業に出席していても“いない”扱いをされます。それこそ「今日は良い天気です」でも、言わないよりはマシです。試合などで遠征する際も、オンラインで講義に出席しなくてはいけないケースもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘