今季の大谷翔平は「野手&由伸専属投手コーチ」の新二刀流…打者目線での助言が至上の強みに

公開日: 更新日:

 元々大谷は若手の面倒見が良い。リアル二刀流をこなした昨季までのエンゼルス時代は打撃だけでなく、投球に関しても同僚投手に惜しみなくアドバイスしてきた。

 エンゼルスタジアムでロッカーが隣同士だった先発左腕サンドバルからオフの過ごし方を聞かれると、2021年のオフに、自身が契約するトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で一緒に汗を流した。サンドバルが5本指のソックスを着用しているのも「足の指でしっかりと地面を掴むことができて下半身が安定する」という大谷のすすめによるものだ。

 若手投手には変化球に関して聞かれることが多かったそうで、昨季、本格的に球種に加えたスイーパーの握り方を伝授することも。大谷の助言もあって救援投手のワンツ、デービッドソン(現オリオールズ)はスイーパーを習得したという。

 昨年9月に右肘靱帯修復手術を受けた大谷は今季、DHに専念する。山本の投球をベンチからじっくりと観察して適切なアドバイスができる上に、相手打者の心理など、打者目線での助言も可能だ。渡米1年目の山本にとってこれほど心強いものはない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動