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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

MLBでは意外にも低い指揮官の地位…選手の監督批判は寛容でも「球団批判」は命取り

公開日: 更新日:

 マリナーズの右腕カービーは昨年9月、6回3分の1を5安打4失点で降板すると「七回は投げたくなかった」とサービス監督を批判。翌日に謝罪コメントを出すだけで済んだ。

 しかし、球団批判はGM批判と受け取られ、球団を追い出されたり、選手生命を失ったりすることになる。

 03年マリナーズのセットアッパーだったジェフ・ネルソンは、球団が7月末トレードで全く補強を行わなかったことを問題視して「去年は7月末に動かずポストシーズン進出を逃したんだ。今年もしなかったことは理解に苦しむ」と批判。当時のギリックGMは怒り心頭で、「そんなにトレードしろと言うのならおまえをトレードしてやる!」と速攻でヤンキースに放出してしまった。

 度を越したGM批判で選手生命を失ったのは、08年にアストロズに先発投手として在籍していたショーン・チャコンだ。

 チャコンはオールスターに選出されたこともあるベテランだったが、この年は不振だった。エド・ウェイドGMから呼び出しがかかった際も、成績不振を咎められることが分かっていたので、行くのを渋っていた。

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